月には白のおまじない

竹折乃美子は淑女を目指す、少し変わり者の高校生。とにかく自分に自信がなくて、誰にも繋がらずにひとりでひっそりと生きていたいと望んでいた。喜びと自己嫌悪を繰り返し、少しずつ成長してゆくぼやき系学園ラブコメ。

01.臆病者

慎重は人を生かすが、臆病は時に人を殺す。

02.微妙な二人

他者との交信はすなわち記憶と感情の共有であり、人格を肉体ではなく精神と定義するなら、それは自我の増殖に他ならない。

03.言ったり来たり

「あなたのことが好きです」
「わたしも、わたしのことが好きです」

04.交差線

高度に発達した人間関係は妄想と区別がつかない。

05.広がる世界

「本当は、寂しいくせに」

06.愛の法線

何も言わないお前が悪い。
何も聞かないお前が悪い。

07.夏祭り、開始

祭りの準備がもっとも楽しい。

08.夏祭り、終了

祭りの終わりが、もっとも切ない。

09.シュークリミナル

人は同じ過ちしか繰り返さない

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