2010年の自作を振り返ってみる

 気がつけば三年目です。
 というわけで年末の恒例企画として、今年も今年の自作を振り返ってみたいと思います。年末恒例とか言ってますが三年目なのでこれを書いている時点でまだ二回しかやったことがない企画です。果たして恒例企画などと言っていいのでしょうか。すごくどうでもいいことを書いています。三年目にしてまったく進歩がありません。

 どうもこんにちは。叶衣綾町です(今更感)。
 去年の年末に更新した2009年の自作を振り返ってみるで「今年はずいぶんと更新の数が減ってしまいました」などと言っていましたが、まさか翌年さらに減ることになるとは果たして誰が予想できようか。まあわたしは薄々感づいていましたが。あらゆることに対して薄々感づいているのです。これが霊感というものでしょうか。まさに降霊企画(これが言いたかっただけである)。
 去年更新できなかった理由として文学賞への応募や同人誌への参加を挙げていましたが、今年更新できなかった理由は特にありません。自分で書いてて不思議に思います。なぜ更新しないのかと。いやそもそもなぜ小説を書かないのかと。単純に忙しくて小説の優先順位が下がってしまったのが原因でしょう。

 執筆がほとんど行われなかったのとは対照的に、日誌の方はかなりの頻度で更新されています。エッセイ紛いのものを書くときもあります。html化して更新のネタに使おうとも思ったのですが、わたしのポリシーとして時事ネタでエッセイを書きたくない、というのがありまして、更新を見送っています。
 小説に対してもこのこだわりがあります。基本的に執筆時の時事ネタをあまり入れたくはないのです。なぜなら小説を読む読者が今年の読者だけとは限らないのです。二つ目の理由としては、執筆速度が遅いせいで執筆当時の時事ネタが公開される頃にはすでに終わコンになってしまうためです(2010年以降の読者のために解説いたしますと、2010年に「終わコン」という言葉が流行りました。これは「終わったコンテンツ」の略で、すでに流行が終わり魅力を失っているコンテンツを指す言葉です)。時事ネタとかチョベリバですね(時事ネタではないので解説はしません)。
 もはや振り返るどころかくるくるとその場で回転し始める始末。書いているわたし自身にも意味不明ですが。

 今年の執筆量はとうとう1000枚を切ってしまいました。ざっと概算すると500枚くらい。今年はあまりにも怠けすぎています。飲酒にはまったせいかもしれません。本気で小説家になるには飲酒を断たなければならないかもしれません。ああ……ひどいなあ。
 例年通りなら今年更新した小説に対して一作ずつあとがきを書いていくのですが、なんと今年更新した小説が「裁くのは彼女」と「月には白のおまじない(5〜8話)」だけで、これはあまりにもひどい。寂しい。ということで「2010年の自作を振り返ってみる」ではなくて「2011年の自作を展望してみる」にしようかとも思ったのですが、今年そんなものを書いてしまって来年の自分の首を絞めるのも嫌なのでやめておきます。まあわたしが絞殺死体で発見されて、探偵がそれを解決するミステリーならアリかもしれませんが。
 実を言うと、まだ更新していない分の小説や、ここで公開する予定のない小説も書いています。なぜ更新しないのかというと、前者については単純にhtml化が面倒なのと、後者については練習のために書いた作品で出来があまりにもひどくて公開に値しない、というのが理由です。後は同人ゲームのシナリオとかも。シナリオを書いたのは2010年の夏ですが、2010年の年末の時点で未だにリリースの目処が立っていません。お蔵入りになったら公開するかもしれませんが、シナリオだけ見たって面白いとは思えない……。

 なんだかだらだらと書いてしまいましたが、そろそろまとめます。
 えーと、それでは来年の目標を。
 「今年よりもたくさん更新する」。
 ……むしろ達成できない状態って、そもそも閉鎖しているのと変わらないのでは? と思ってしまうほどの、今年の怠け具合でした。
 これからもどうか末永いお付き合いをよろしくお願いいたします。





 !注意!
 以下の「あとがき」には本編に関する重大なネタバレが含まれます。
 それぞれの小説を未読の方は目を通さないことをおすすめします。







――あなたに、感謝を込めて。

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